世界

世界

遥かなる、鳴りやまぬ、躍動する者ども。

そぼろな、剥がれ落ちる、
知性なる「認識」。
空海が、
生まれ生まれて、
死に死んで、
と詠んだ
あの日の、
「過去」と「未来」の、
切断される闇。
暮れ時の
ぐしゃぐしゃして、ふにゃふにゃして、むちゃむちゃした、
「言葉」。「時間」。「存在」。
薄暮の、あの時あの日に、みんな聞いた、
かなしい、さびしい、音韻のない言葉。
哀しい群小の「言葉」が心をかすめる。

ラー、 ら、らぁー らららー

そうなんだよ、ん、、、。
そう。
そうなんだ。
そうなんだよ。
ん、、、、。
そうなの。
そうなんだよ、
そうなの、
そう、、、。
そう、そう、なの。
だから、
だから、ね。
そうなったの、ね、ね。
うん、
だから、ね。

ね。